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守秘義務
規約には、ビークルおよび投資家が負う守秘義務を定めるものとする。
マネジャーは、公知となる情報や、透明性を高めるために開示される情報など、ビークルに関係する情報を認知しているものとする。ただし、ビークルにとって商業的にセンシティブな情報は機密情報として取り扱われ、広く開示されないことが期待される。ビークルが特定の情報を機密情報として取り扱う義務を投資家に負わせ、機密情報を基に行動することを控えるようにするために、規約には守秘義務の引き受けが含まれることがある。
守秘義務を維持する必要性は、透明性を確保する必要性によってバランスを保つ必要がある。衝突がある場合には、透明性の必要性が優先するものとする。規約には、潜在的な投資家やその助言者のような投資家以外の者の、機密保持契約を結ぶことなく情報を受け取る権利を定めるものとする。第三者助言者を雇用する場合などにおいては、守秘義務規定は、投資家が規約に基づく権利を行使することを事実上禁じないものとする。自己評価ツールのセクション7を参照のこと。
社外役員または投資家代理人としての行動規範
社外役員および投資家代理人は、規約に定められた守秘義務規定に準拠すべきものとする。
社外役員または投資家代理人が、公知となっておらず、投資家に知らされていない、ビークルに関係する機密情報を認知している場合がある。社外役員または投資家代理人がビークルに関する商業的にセンシティブな情報を受け取った場合には、規約に定められた守秘義務規定を遵守するものとする。適切な場合、社外役員は、情報の投資家への開示においてマネジャーを支援するものとする。
投資家としての行動規範
投資家は、特に投資の処分を求める場合には、守秘義務規定を遵守するものとし、自身の利益のために機密情報を利用してはならないものとする。
投資家は、ビークルまたはマネジャーによって通知された商業的にセンシティブで、公知となっていない情報を所有する場合がある。潜在的投資家になりうる第三者に潜在的な機密情報を開示しようとする投資家は、関連する第三者から、ビークルが満足のいく、ビークルに好意的な機密保持の約束を得ることを期待される。投資家はこれらの人物と協議する際にマネジャーを関与させることができ、マネジャーが潜在的な購入者に、合理的に要求される情報を提供することを要求することができる。