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透明性
マネジャーは、ビークル、社外役員、投資家代理人、投資家に対して、タイムリーに関連する情報および報告書をすべて提出するものとする。
ビークルの運用期間中、マネジャーは、投資家がビークルのパフォーマンスを理解し、ビークル戦略に準拠し、事業計画に定められた目的を達成していることを十分確認できるように、ビークルに関する情報(報告書を含む)を提供する。自己評価ツールのセクション5および5を参照のこと。例えば、投資家および社外役員は以下を行う立場にある必要がある。
- 関連するベンチマークなど、設定された目標に対するビークルのパフォーマンスの評価
- 事業計画および予測と比較した進捗状況の把握
- ビークルのリスクとそのリスクの管理方法の理解
- ビークルの規約、適用法令への準拠(ただし、投資家にコンプライアンスを監視する義務を負わせることはない)の十分な理解
- 投資、投資の引き上げ、およびその結果による取引の資金調達の範囲と性質の理解
- マネジャーに支払うべき報酬および直接請求されるビークルの費用の理解
マネジャーは、社外役員、投資家代理人、投資家による合理的な質問および問い合わせのすべてにタイムリーかつ透明性のある形で回答するものとする。重要な使用人の変更などの重要な出来事は投資家に速やかに報告するものとする。
マネジャーは不動産評価に関するINREVガイドラインを考慮するものとする。
ビークルの運用期間中、マネジャーは投資家、投資家代理人、社外役員に不動産評価を提供する。投資家は、外部の不動産鑑定人が独立した存在であることを期待する。評価が適切に監視され、投資家の利益が保護されることを確保するには、任命期間の終了時点で、外部鑑定人が輪番で交代することが推奨される。 また外部鑑定人に支払うべき報酬は、鑑定人の独立性を損なわないような形で設定するものとする。自己評価ツールのセクション5を参照のこと。
マネジャーは、INREVコーポレートガバナンス原則およびガイドラインへの準拠レベルについて投資家に報告するものとする。 これにはベストプラクティスへの準拠が行われていない状況やその理由についての説明が含まれる。
ビークルの規約には、全投資家に開示すべきサイドレターを定めるものとする。
異なる投資家がビークルと異なる取り決めを交わす状況が存在することを認識している。例えば、大規模な投資家はマネジャーに支払うべき報酬について割引を受けることがある。マネジャーはサイドレターや類似の個人投資家との契約がどのように扱われているかを示すものとする。特定の投資家が匿名でそのような措置を求める事態が想定されるため、マネジャーはそのようなサイドレターの条件を開示するものとする。自己評価ツールのセクション5を参照のこと。
AIFMDに特有の要件:外部運用型のオルタナティブ投資ファンドの場合、オルタナティブ投資ファンドマネジャーはAIFMDの透明性要件への準拠に対して責任を負う。
社外役員または投資家代理人としての行動規範
社外役員または投資家代理人は、マネジャーが作成した情報を投資家が確実に受け取れる手続きを十分に確認するものとする。
ビークルの運用期間を通じて、マネジャーは投資家、投資家代理人、社外役員に、ビークルの戦略、目標の達成状況、進捗状況、パフォーマンスを伝えるために、情報および報告書のすべてが、投資家、投資家代理人、社外役員にタイムリーかつ適切にそして分かりやすい形で提供されるよう取り計らう義務を負う。社外役員および投資家代理人は、マネジャーがこれらの義務を果たしていることを確認する役割を担っている。
投資家としての行動規範
投資家はマネジャーに対して、正確な情報要件、およびビークルが要件を満たしているかどうかフィードバックを行うものとする。
フィードバックはビークルの報告の可能な限りの効果的な管理に役立つ。